genomiyaの日記

北海道札幌市で中学校の教員をしています。『学び合い』(二重括弧の学び合い)を実践しています。『学び合い』の考え方を自分のものにするために、日々学び試行錯誤を繰り返しています。『学び合い』のことや教育関係の内容を中心に発信していきます。

校則撤廃

共育の杜、能澤英樹さんのメルマガから一部抜粋です。

 

酒田市立東部中学校の校長である赤塚枝美さんから寄せられたメールには、衝撃的な実践が示されていたそうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本校では昨年度、校則をなくしました。子どもたちがどんなルールなら必要なのかなどを話し合っていった結果、これまであったような「靴下の色は白」「ツーブロック禁止」「学習に関係のないものは持ってこない」といったルールは必要ないという結論に達し、生徒総会で校則撤廃が決まったからです。子どもたちと教員とで確認したのは、他人の学習の権利を奪わないことと人の命や安全を守ること、それ以外のことは指導する必要がないということでした。そのため、先生方が子どもを「指導」するということはほぼゼロです。 これまでは生徒を見れば、まず頭の先から足の先までの服装を見て、ダメなところを指導する、生徒はそれに反発する、教員に心を閉ざす、教員はさらに指導を重ねる、教員と生徒の関係は悪化する、学校が荒れていく・・・。授業の最初に指導が入ったりすれば、その時間の授業の雰囲気は最悪、学びの保障も生まれず学力が低下・・・。保護者も学校を信頼しなくなり、小さなことでもクレームになる・・・。こういう悪循環が生まれていたと思います。 しかし、校則がなくなると、先生は指導する、怒る、嫌な人ではなくなるので、子どもたちは先生に心を開きます。先生の方も、子どもの外見ではなく内面を見ようとします。すると、お互いに信頼関係が生まれ、授業も良い雰囲気でできます。学力も伸びますし、保護者の安心感・信頼度も上がります。もちろん、保護者対応で苦慮するということもなくなります。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

すごい。これをエビデンスに、自校で校則撤廃の動き、作れだろうか。