genomiyaの日記

北海道札幌市で中学校の教員をしています。『学び合い』(二重括弧の学び合い)を実践しています。『学び合い』の考え方を自分のものにするために、日々学び試行錯誤を繰り返しています。『学び合い』のことや教育関係の内容を中心に発信していきます。

「AI型教材の効果的活用と個別最適な学び講座」振り返り

学校&教育UPDATE Groupの「AI型教材の効果的活用と個別最適な学び講座」に参加しました。講師は株式会社COMPASS 取締役の木川俊哉先生。AI型教材「Qubena(キュビナ)」への想いなどを聞くことができとても勉強になりました。

まとまりのない感じになりますが、以下振り返ってみます。

すごいなと思ったのは、Qubena(キュビナ)を導入した学校の中には、授業時間を5割削減できた事例もあるということです。知識・技能を効率的に身につける、という面でAI型教材は、大きな効果を発揮するのだなと感じました。できた時間で探求的な学習に取り組んだということでした。探求的な学習の中で、どのように知識・技能を活用していくかという課題はあるのかもしれませんが、探求に割く時間を作ることができたというのはすごい成果なんじゃないかと思います。

そして、小中9年間の主要教科が入っているということは、小学校の学習でつまずいた子はそこからやり直せるし、中1でも得意な子は中3の勉強まで先取りしてできる。得意をどんどん伸ばすことが出来るというのは、これからの教育に必要なことなのではないかと思います。Qubena(キュビナ)のような教材を真に生かすためには、「みんな同じでなければならない」とか「横並び」という発想を、大人が変えていかなくてはいけないのでは、と感じました。

また、学習のツールがどれだけ変わって、多様になったとしても、「集団で学ぶ意味」は子どもたちに伝え続けたいなと思いました。